素朴な日常にある「癒し」
綾瀬家が最近読みふけっているコミックがあります。
天野こずえ著の『ARIA』です。
火星を惑星地球化改造した星、「AQUA」にある、
水の都「ネオ・ヴェネツィア」を舞台とした漫画作品。
観光ガイドたる水先案内人を目指す主人公“水無灯里”と
ネオ・ヴェネツィアの人々の四季折々の生活を描いている作品です。
この『ARIA』の特徴は、物語の中に描かれているのが、
主人公 “灯里”のごく平穏な日常ばかりであるということ。
そこには、恋愛ドラマもなければ ヒーローも登場しない。
取り立てて不幸を振りまく人もいない。
ただ、のんびりとした日常だけが描かれています。
わたしの説明だけでは、つまらない漫画にしか見えないかもしれない。
だけれども、実際読んでみると、心温まる物語として心に残るハズ。
漫画の中に描かれる情景は、とても綺麗でそれだけでも読者を惹きつける。
主人公の“灯里”は、ただののんびりと過ごすだけの観光ガイドで、
その特殊な生活には 感情移入できる余地は少ないです。
しかし、あくせく働く街の人々は“灯里”に出会うことで、
ちょっぴり幸せな気分になる。
そんな幸せをちょっと分けてもらうような感覚が、
こそばゆくて心地よい気がしてます。
少しでも興味をもったかた、ぜひ手に取ってみてください。
<既刊>
AQUA (1)~(2)巻
ARIA (1)~(9)巻 ※AQUAの続編
出版社: マッグガーデン
※アニメ化もされていますが、個人的にはコミック版がオススメです。

